2025.04.17

Watches and Wonders Geneva 2025 新作速報 Part.2

■ブライトリングの新作

トップタイム B01 レーシング

W&Wの期間中、ブライトリングはジュネーブ市内の映画館で新作を発表。往年のスポーツカーとコラボするなど、モータースポーツとの結びつきが強いトップタイムから、ヴィンテージライクなクロノグラフが誕生した。ケース径は38㎜と小ぶり。ブラックとホワイトを基調とした逆パンダダイアルは、クッション型のケースと角丸のインダイアルとの組み合わせによって、ブライトリング独自のクロノグラフに。クルマのダッシュボードを連想させる文字盤のデザイン、パンチング加工が施されたレーシングストラップの採用など、1960年代のモーターレーススピリットを現代に伝える1本に仕上がっている。自動巻き。径38㎜。SSケース。カーフスキンレザーストラップ。世界限定750本。107万8000円。

問い合わせ/ブライトリング公式サイト

 

■ロジェ・デュブイの新作

エクスカリバー モノバランシエ バイレトログラード カレンダー

ロジェ・デュブイは今年、ブランド誕生30周年。昔ながらのファンには、ちょっと懐かしい印象を受ける新作が用意されていた。それがロジェ・デュブイの代名詞でもあるバイレトログラード(ダブルレトログラード)の新作だ。ダイアル3時位置の扇窓で日付を、9時位置の扇窓で曜日をレトログラード式で表示する。(日付は31日、曜日はSUNDAYまで表示した後、針がスタート地点まで瞬時に戻る)。ケースサイズは40㎜とロジェ・デュブイにしては小ぶりだが、このサイズはかつてロジェ・デュブイ氏が好んで採用したケースサイズだ。ダイアルの一部にマザー・オブ・パールを採用し、その上にセットされたディスクの12時位置には、BIRETOGRAD-CALENDARの文字とともにジュネーブ・シールが誇らしげに刻印されている。自動巻き。ケース径40㎜。18KPGケース。レザーストラップ。2025年11月発売予定。予価918万5000円。

問い合わせ/ロジェ・デュブイ公式サイト

 

■ベル&ロスの新作

BR-05 36MM

ベル&ロスの新定番コレクション「BR-05」からは、最も小さいケースサイズとなる36㎜モデルが登場。これによりBR 05コレクションは、40㎜の3針、41㎜のGMT、42㎜のクロノグラフと、4サイズを有するファミリーに拡充した。新作の36㎜ケースは女性を意識したサイズ感だが、小型化がトレンドの昨今、男性にも嬉しいサイズ感である。用意されているダイアルは4種。写真のマザー・オブ・パールの他に、サンレイ仕上げのブラック、グレー、アイスブルーがラインナップする。新作の再設計に関して、共同創業者兼クリエイティブディレクターのブルーノ・ベラミッシュ氏は「BR-05コレクションのケースは、4つのネジで密閉されている複雑構造のため、小型化するには全ての要素を再設計する必要がありました」と語っている。事実、ケースの厚さも見直されており、40㎜モデルのケース厚が10.33㎜であったのに対し、36㎜モデルのケース厚は8.5㎜と、小型化に加え薄型化にも成功している。自動巻き。径36㎜。SSケース&ブレスレット。64万9000円。

問い合わせ/ベル&ロス公式サイト