2025.04.16

Watches and Wonders Geneva 2025 新作速報 Part.1

■カルティエの新作

カルティエ プリヴェ「タンク ア ギシェ」ウォッチ

かつての名作を再解釈することで、時計愛好家から高く評価されているカルティエ プリヴェから、1928年に発表された画期的なデジタル表示が再登場。「タンク」のダイアルにあるのは「時表示」と「分表示」の小窓のみというジャンピングアワーだ。仮面のような角形ケースは前面にマットなブラッシュ仕上げが施され、フォルムを強調するよう縦枠はポリッシュ仕上げに。搭載するムーブメントは新開発の手巻きキャリバー9755 MCで、オリジナルモデル同様に12時位置にリューズがセットされている。手巻き。ケースサイズ37.6×24.8㎜。18KYGケース。アリゲーターストラップ。9月発売予定。759万円(予定価格)。

問い合わせ/カルティエ カスタマー サービスセンター 0120-1847-00

カルティエ公式サイト

 

■グランドセイコーの新作

スプリングドライブ U.F.A.

スプリングドライブから高精度を極めた新キャリバー搭載モデルが登場。モデル名にあるU.F.A.とは「Ultra Fine Accuracy」のこと。同社は1969年に月差±1分以内という機械式腕時計「グランドセイコー V.F.A.(Very Fine Adjusted)」を発表。その後2004年にはグランドセイコー専用設計のスプリングドライブ・ムーブメント「キャリバー9R65」を完成させる。それから約20年。究極の高精度の尺度は、日差でも月差でもなく、なんと年差。新開発のスプリングドライブ・ムーブメント「キャリバー9RB2」は、ぜんまい駆動式の腕時計としては世界最高となる年差±20秒という異次元を実現している。ダイアルは諏訪・霧ヶ峰高原の「樹氷」を表現。ケース径37㎜というコンパクトなサイズバランスも完璧だ。スプリングドライブ。ケース径37㎜。ブライトチタンケース&ブレスレット。6月6日発売予定。151万8000円。

問い合わせ/グランドセイコー公式サイト

 

■タグ・ホイヤーの新作

タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ|F1®️

見た目も中身も、強烈なインパクトを放つモナコの新作は、タグ・ホイヤーのフォーミュラ1®️公式タイムキーパーのカムバックを記念したスペシャルモデル。1969年の初代モナコは、プッシュボタンを装備するクロノグラフでありながらも高い防水性能も兼ね備えた画期的な角形ケースだった。今回の新作は、その大胆な角形ケースをホワイトセラミックで実現。しかも金属製のインナーケースを使うことなく、最新型のムーブメントを収納した。搭載ムーブメントは、新型の「キャリバーTH81-00」。初代モナコが搭載していた自動巻きクロノグラフ「キャリバー11」はリューズが左側にセットされていたが、このモデルではプッシャーが左側にセットされ、モータースポーツとタグ・ホイヤーとの深い結びつきをアピールする複雑なスプリットセコンド クロノグラフが組み込まれた。自動巻き。ケースサイズ41㎜。ホワイトセラミックケース。サファイアクリスタルの固定式ベゼル。テキスタイルパターンをエンボス加工したカーフストラップ。2025年末発売予定(すでに10本予約受注済み)。予価1914万円。

問い合わせ/タグ・ホイヤー公式サイト